体がだるく感じられたときや体の一部分にコリの症状があるときに、その部分をもみほぐしてもらうことで気持ちがよくなりリラックスできるようになります。
このもみほぐすという動作は一般的にマッサージと呼ばれているもので、皮膚の表面から手やマシンを使って行います。
効果としては皮膚表面から刺激を与えることにより、静脈系の血管の循環を促す作用がある他に、リンパの流れを促進する目的にも使われています。
日本だけの技術ではなくフランスやタイにインドなど世界中にこの方法が取り入れられており、たくさんの人達に利用されています。
元々はヨーロッパで生まれたもので、本来のやり方は心臓よりも遠い部分から徐々に心臓に向けて行います。
運動で疲れた体をほぐしたり、立ちっぱなしの仕事やデスクワークなどによる血行不良が原因の筋肉のこわばりに対して有効です。
医療現場ではリハビリとして利用されますが、国家資格のいらない整体師やエステティシャンの間でもよく利用される施術方法で、どちらも身近なものとして世間に浸透しています。
手軽に利用できるリラクゼーションサロン
マッサージを受ける方法はたくさん存在しますが、プロの施術を受けたいならサロンがおすすめです。
リラクゼーションサロンなどの名称で店舗が全国各地に存在します。
特に多いのが東京や大阪などの大都市です。
駅から徒歩で通える範囲に、たくさんのサロンがあるため、会社帰りの疲れた体を癒やすには適しています。
新宿三丁目駅から徒歩2分で通えるとあるリラクゼーションサロンは、性別に関係なく利用できるお手軽な店舗です。
すべての部屋が個室ですので、周囲の視線を気にすること無くのんびりと施術を受けることができます。
アロマの香りを感じられる空間に横たわり、リンパを押し流すようにハンドテクニックを披露してくれます。
施術時間と料金は60分で3900円の設定です。
比較的安く利用できるサロンですので、月に何回でも利用しやすいといえます。
このようにリラクゼーションサロンはアロマを使って精神を安定させながら、ハンドテクニックで身体中のコリをほぐすタイプのものが多く見受けられます。
高度なマシンを使う例はそれほど多くはありません。
その分だけ料金が安いというメリットがあります。
サロンによってはリラックスできる音楽を室内に流すなど、工夫を凝らしているところも見かけられます。
リラックス効果を得るというよりは、美肌や痩身効果を求めるエステサロンも存在します。
これらのエステサロンではエステティシャンがハンドテクニックを使ってリンパを押し流したり、少し強めにもみほぐしてすっきりした体に仕上げるようにします。
フェイシャルメニューではデコルテ部分や首筋などを手のひらで擦っていくことで老廃物を取り除いてむくみを取り除き、すっきりとした小顔にしてくれます。
痩身メニューではお腹周りや二の腕、太もも部分などを両方の手で絞るように強めに擦りながら、老廃物を押し流したり脂肪の燃焼を助けるなどして、その部分を引き締めてくれる効果があります。
整体師は肩こりや腰痛などを治してくれる
肩こりや腰痛などの悩みに対して施術を行ってくれるのが整体師ですが、整体師が行う施術もマッサージの仲間です。
リラクゼーションサロンやエステサロンのような華やかさはないものの、若い人からお年寄りまで日常的に通いやすい店舗が多めです。
まず問診をしてから体の不調の原因になっている筋肉のコリをもみほぐして、全体のバランスを整え、徐々に痛みや不調の改善を目指すという方法がよく見かけられます。
マシンを使う整体院も存在します。
整体の施術は整骨院・接骨院でも利用されるケースが多々あり、交通事故の後遺症を和らげるためにこの手段を用いることも珍しくない状況です。
ここまで紹介したものは実際にお店に行って施術を受ける方法ばかりですが、自宅でもマッサージはできます。
専用の家電製品がたくさん売られており、それを使えば自分1人でも簡単に体をもみほぐすことが可能です。
人気の家電製品として、首や肩の部分をもみほぐすものが用意されています。
首の後ろ部分にちょうどフィットするような形状をしており、2つの棒状の部分を両手で持ち、固定させて使います。
首や肩に当たる部分が自動的に動くようになっており、その動きで筋肉をもんだり掴んだりして、気持ちのよい状態にしてくれます。
脚全体のだるさが気になるときには、足先から太もも部分まで包み込んでもみほぐす家電製品が便利です。
大きな製品で価格もそれなりに高くなりますが、簡単に脚全体をもみほぐすことができる性能の高さを持っています。
マッサージチェアは昔から人気のある家電製品です。
大きな椅子の形状をしており、そこに座るだけで肩や背中、腰の部分をもみほぐしてくれます。
かなり大きな家電ですから、設置するにはある程度のスペースが必要です。
また価格もかなり高価で、8万円くらいするものから50万円以上のものまで様々な製品があります。