ファンケルのえんきんは、ユニークな雰囲気で人気のテレビコマーシャルで瞬く間に知名度を上げ、加齢による目のピント調節機能が落ちている人以外にも気になるサプリメントとなっています。

目に良い効能をうたうサプリメントとしては、日本初の機能性表示食品の表示を取得しており、目の健康維持に欠かせない成分と言われるルテインだけでなく、アスタキサンチンやシアニジン-3-グルコシド、DHAなどが含まれています。

えんきんを服用し続けることによって、近くの物を見るために必要な目のピント調節機能を高めることに加えて、目の使い過ぎによる肩や首筋への負担も軽減させることが期待できるとされています。

特にルテインは、植物の色素成分であるカロチノイドの1種でホウレンソウなどに多く含まれ、体内に吸収された大半のルテインは、目の網膜と水晶体に蓄積されます。

そして活性酸素の発生原因となる有害な紫外線や、可視光線の中でも青白色の部分を吸収して、眼球の中の重要な組織を守る働きを担います。

強い抗酸化力を持っているのも特徴で、水晶体や網膜そのものが酸化することを抑制します。

素晴らしい効能を持つルテインですが、人間の体内で作り出すことは不可能なため、植物から摂取することになりますが、ケールという青汁で使われる植物の次に含有量が多いのがホウレンソウで、毎日3分の1束ぶんの摂取で一日に必要なルテインの量に届くと言われています。

毎日同じ量のホウレンソウを摂取しても、油と一緒でなければ吸収率が落ちてしまうとのことで、連日ホウレンソウの油炒めの摂取を続けるのは、ダイエット中の人には難しいものがあります。

そういった点からも、サプリメントによって効率よくルテインを摂取したいと願う人は多く、しかも目の健康そのものだけでなく、ピント調節機能の改善まで期待できるえんきんは、非常に魅力的な機能性表示食品と言えます。

えんきんはルテインばかりでなく、ほかの成分の体内効率も考えた複合配合になっており、ルテインの10ミリグラムを筆頭に、アスタキサンチンが4ミリグラム、シアニジン-3-グルコシドが2.3ミリグラム、そしてDHAは50ミリグラムも含まれています。

特徴的なのがシアニジン-3-グルコシドという成分で、えんきんに含まれていることによって初めて名称を知って、注目する人が増えました。

シアニジン-3-グルコシドは、ポリフェノールの一つであるアントシアニンの一種で強い高酸化力を持ち、赤ワインの赤色を発色する成分として知られるようになりました。

赤ワインの原材料となるブドウだけでなくブルーベリーや黒大豆の皮にも多く含まれており、ファンケルのえんきんに含まれるシアニジン-3-グルコシドも、ブルーベリーエキス20ミリグラム、黒大豆種皮エキス26.5ミリグラムに含まれています。

特に黒大豆の種や皮にシアニジン-3-グルコシドは多く含まれ、黒大豆のアントシアニン中の約90パーセント以上がシアニジン-3-グルコシドとなっています。

アントシアニンの中でも特に強い抗酸化力を持つと言われるシアニジン-3-グルコシドは、加齢対策に最も嬉しい効果の一つである強力な抗酸化パワーのほか、目の血流そのものを促進する効能を持つとされています。

シアニジン-3-グルコシドによって目の血行改善が促されることで、目の周辺一帯にある毛様体筋と呼ばれる筋肉や水晶体へ必要な栄養素が十分に巡っていきます。

その作用によって、毛様体筋や水晶体などの機能が活性化を促され、視力改善が期待できるとされています。

ルテインと共に、目の健康維持に欠かせない成分であるシアニジン-3-グルコシドは、近視や遠視など、視力の回復にも最適といわれています。

目をカメラに例えた場合、レンズの働きをしている水晶体は毛様体筋とチン小帯という線維が連携することによって、緊張と弛緩とをバランスよく行い、水晶体が持つ厚みを調節することでピント調節を行います。

近くの小さい文字が見えにくくなるなど、加齢によって目に出て来る不調の多くは、レンズである水晶体が弾力性を失ってしまうことが原因の一つと言われています。

水晶体がレンズの役割を果たすために必要な弾力性を失うことで、目のピント機能がスムーズな調節能力を低下させてしまい、近くと遠くを見る時の調節が上手く行かなくなり、いわゆる老眼に悩まされるようになってしまいます。

目の大切なレンズである水晶体と毛様体筋などの機能の活性化を促すシアニジン-3-グルコシドとルテイン、そしてビタミンEの1000倍の抗酸化力を持つと言われるアスタキサンチン、血行改善に欠かせない成分であるDHAなど、非常に頼もしいラインナップとなっています。

ピント調節機能に関しては、目の疲れを自覚している50代前後の中高年に臨床試験を行い、4週間で改善したという結果も出ており、目そのものの健康維持と増進、ピント調節機能の改善が図れる機能性表示食品として、今後さらに注目が集まっていくと考えられます。

えんきんは機能性表示食品取得のサプリメント