1,タイの首都バンコクの概要
バンコクは、タイ王国の首都であり東南アジアを代表する世界都市としても知られています。
人口は、2017年の世界年鑑によると推定で875.1万人となっておりタイ王国最大の都市です。
都市圏人口で見た場合、1,600万人を超えています。
タイ王国の人口は約6700万人ですので、約13%ほどがそこで生活していることになります。
そこを訪れる日本人は、年々増加傾向となっており2016年の統計では約144万人が訪れました。
そして2018年の統計を見ると過去最高となる約160万人が訪れています。
夏休みのアジア諸国の旅行先と日本人渡航者数をみた場合、トップ3は中国が33.9万人となっており、次いで韓国が31.3万人、台湾22.3万人で近場の国を利用する傾向はありますが、それに続いてタイが東南アジアの中では最も多く17.8万人が訪れているため安定して人気のある旅行先であることはいえるでしょう。
ただ、訪れる日本人は海外旅行客の中では5位の順位です。
1位は中国で、年間1千万人近くの観光客が中国からタイに訪れていることになります。
順位別にみると2位が隣国のマレーシアで約330万人が訪れ、韓国が年間170万人前後が旅行先に選んでいます。
ラオスからは160万人余りが訪れ、そしてその次に日本です。
2,タイが抱えている問題とは
タイが抱える課題として、バンコク市内にある国際空港は2つありますがいずれも許容できる受け入れ量をオーバーしていることが挙げられるでしょう。
そのため混雑が常態化しており、それに加えて入出国時に時間がかかることなどといった点が改善すべき懸念材料として、タイ国内でも指摘されており対策が急がれています。
それから、訪れる日本側が気を付けるべきことは日本人のマナーの向上がタイにおいて日本が求められていることの一つですので、このことを念頭に置いて観光しましょう。
参考記事:ディアライフバンコクの物件について
3,バンコク市内で人気のある観光名所
バンコク市内で人気のある観光名所ですが、まず第一に挙げられるのはワット・ポーという最古の寺院です。
ここは、金色に輝く涅槃仏が特に知られており神々しい眺めに目を奪われます。
本堂にある座釈迦像・ラーマ王4代の仏塔・廊下の仏像などといったそのほかの名所も数多くあり、定番の観光スポットになっています。
次に、ワット・アルンというこちらも寺院が定番です。
ここはワット・ポーと違ってカンボジアにあるアンコールワットと同じ建築様式でつくられていることが特徴であり、かなり特徴的なデザインの寺院です。
アルンはタイ語で暁の意味を持っており「暁の寺」とも称される人気の寺院です。
寺院は夜にはライトアップされており、美しさをさらに引き立てます。
カオサン通りは、バンコクを代表するメインストリートです。
場所は、タイ有数の大河であるチャオプラヤ川と運河に囲まれた旧市街内に存在しています。
通りの長さは、300m程度と決して長いわけではありません。
しかし、その小さな通りにはホテル・ゲストハウスが連なっており値段も幅があります。
安く泊まりたい場合には、おすすめといえるでしょう。
ほかにも通りには屋台・レストラン・旅行代理店・お土産物屋・パブ・クラブまで混沌とした雰囲気を持っています。
別名でバックパッカーの聖地と言われるほど拠点にしやすい通りです。
シーロム・スクンビット通りのある一帯は、タイを代表する経済・ショッピングの中心地として機能しています。
王宮エリアから東に約5kmに位置するオフィス街であり買い物をしたい時などにも人気です。
セントラルワールドはタイ国内でも最大の規模を持ったショッピングモールで、レストラン・カフェ・シネコンがあるほか、両脇には伊勢丹バンコク・ZENデパートなどもあるためそこだけで時間をつぶすことも容易なほどです。
日本人観光客にとっても馴染みが深いエリアですので、一度は訪れたいところといえます。
一風変わった観光名所であれば、線路市場メークロンもおすすめです。
現役として使用される鉄道線路沿いに建てられた市場や屋台が非常に特徴的であり、電車の通過を知らせるアナウンスが流れるとテントをしまって電車が通過すればまた元通り店を広げるという風景を眺められるユニークな市場です。
移動する手段ですが、バスや電車などを利用するのももちろんよいのですが水上バスを利用するのも一つの方法といえます。
市内を流れるチャオプラヤー川をはじめ、多くの運河が行きかっており水路を利用して市内の景色を違った視点から眺めてみるのも一つの楽しみ方でしょう。
水路の中には水上マーケットもいくつかあり、そこにはまる人も多いです。
また、チャオプラヤ川のディナークルーズもタイ観光の定番となっています。
4,まとめ
バンコクは、基本的に治安に関しては悪いというわけではないです。
しかし、盗難事件はあるのでひったくりやすりには気を付けるようにしましょう。
もう一つ注意することは、食あたりです。
ホテルの水道・生野菜・フルーツを食べたあとに食中毒を起こす事例はありますので、気を付けることが大事です。
タイに限らず、海外に行くにあたってはトラブル対策のため海外旅行保険には必ず加入しておいてから観光を満喫すると良いでしょう。